企業が一致団結して目標を達成するためには、従業員一人ひとりが企業の行動指針を理解し、実践することが不可欠です。そこで本日は〈従業員へ行動指針を浸透させる360度サーベイ〉の効果的な活用方法についてご案内いたします。行動指針とはなにか行動指針とは、「企業の経営理念やビジョンを実現するために、従業員の行動の基準となるもの」です。これらは企業文化の土台となり、日々の業務において従業員がどのように行動すべきかを示します。行動指針が明確に浸透している企業では、全員が同じ方向を目指すことで一致団結しやすくなります。そのため、行動指針は企業理念の一部として非常に重要な役割を果たしています。360度サーベイを活用した行動指針浸透のステップSTEP 1: 行動指針をサーベイのアンケート項目に落とし込むまず最初のステップとして、360度サーベイのアンケート項目に自社の行動指針を落とし込む必要があります。その際の注意点として、1つのアンケート項目に複数の評価指標を入れない事が挙げられます。例えば行動指針が〈約束を守り、規律を重んじる行動を心がける〉だった場合にこのまま、設問項目として登録をすると回答者が〈約束を守る〉〈規律を重んじる〉の2つの意味を評価しなければなりません。そうすると回答のズレが大きくなる可能性があります。よって、1つのアンケート項目には〈約束を守る行動を心がけている〉〈規律を重んじる行動を心がけている〉等の1つの評価指標に落とし込む事が重要です。STEP 2: 自分の現在地を把握するまずは、従業員一人ひとりに自身の行動の現状を正確に把握してもらうことが大切です。360度サーベイでは、上司・同僚・部下・業務上の関係者など、多方面からフィードバックを受けることができます。そのため、自分では気づくことができない多角的な評価を得ることに繋がります。これにより、自分自身が企業の行動指針にどれだけ沿った行動をしているのかを客観的に理解することができます。この〈自分の現在地を把握する〉自己認識こそが、次のステップへ進むための基盤となります。STEP 3: サーベイ結果をもとにアクション計画を定める360度サーベイから得られた結果をもとに従業員の上司やメンターとの面談、コーチングセッション等を実施してもらいます。そこから、具体的に改善するべき行動や強化していく点を明確にしてアクションプランを設定してもらいます。また、次回の360度サーベイまでに達成したい目標を従業員自身と上司やメンターの双方で合意形成をします。従業員がどのような行動を取るべきかを具体的に理解し、自信を持って行動に移すための重要なステップとなります。STEP 4: 日々の行動で意識する従業員には設定したアクションプランを日々の業務で実践することが求められます。一人ひとりが行動指針を意識して業務に取り組むことで、企業全体の一貫性と協力体制も強化されます。また、定めた行動指針についての振り返り項目を業務日誌などに入れることで、習慣になっていきます。360度サーベイの実施を企業全体で実施することができれば、従業員一人ひとりが同じ目標に向かって協力し合う文化を育むこともできます。STEP 5: アクションを振り返る面談や賞賛の場を設ける定期的に上司やメンターとの面談を設けてアクション計画に対する進捗状況を確認し、改善点や得られた成果を振り返ります。さらに、チームミーティングや全社会議などで、行動指針に基づく優れた行動を表彰する場を設けることも有効です。これにより従業員は自身の努力が認められ、モチベーションが向上します。表彰の場を通じて、行動指針の重要性について全社員が意識を共有することもできます。まとめSTEP 1〜5を繰り返すことで、従業員一人ひとりが行動指針についての重要性を理解でき、日々の行動に結びつけることができます。ポイントは、360度サーベイを実施して終わらせるのではなく出てきた結果から強みや課題は何か自己認識してもらい、日々のアクションを計画し、行動をし続けてもらうことです。このSTEPの繰り返しが、行動指針の浸透を実現するための鍵となります。今回のコラムでは、360度サーベイを活用した行動指針浸透の活用ステップについてご紹介しました。もし、ご興味を持たれて360度サーベイについて少し話を聞いてみたいという場合は、お気軽にこちらからご相談ください。