導入企業様の声

CUSTOMER VOICE

アイリスオーヤマ株式会社 人材管理課

マネージャー 荒木 耕平 様/サブリーダー 千葉 太博 様

18年以上継続している360度評価をついにシステム化

企業理念を実現するために、当社は2003年に360度評価を導入しました。約6,000名の社員を対象に紙媒体で運用していましたが、準備から実施まで多くの手間が掛かっていました。システム化することによって、工数を大幅に削減でき、評価実施後の施策に時間を割くことができました。

アイリスオーヤマ株式会社

企業理念を実現するために、人事評価制度の改革に着手

「働く社員にとって良い会社」という企業理念を実現するために、当社は「人事評価」をもっとも重要な要素のひとつだと位置づけています。不公平感が生じやすい人事評価の制度改革を2003年に着手し、同年に360度評価を導入しました。「透明性」と「納得感」を念頭に運用し続けてきた結果、社員からは肯定的な意見が届いています。例えば、「周囲からどう評価されているのかの気づきになる」や「自分の強み・弱みを謙虚に受け止めるようになる」など。今考えますと、360度評価を導入してからもう18年以上経っていますね。

社長も含む全従業員が360度評価の対象。徹底した実施方法

当社の評価基準は3つあります。そのうちの一つが「360度評価」で、ほかの二つが「能力」と「実績」です。360度評価の対象者は全従業員で約6,000名。対象者には、社長も含まれていて、直属の部下である役員から評価を受けています。ここまで徹底している会社は少ないと思います。そして評価の詳細ですが、一般社員は「①上司 ②同僚 ③部下・関連部署」の9名ほどから評価を受け、幹部社員は「①上司 ②同僚・関連部署 ③部下」の数十名から評価を受ける形式をとっています。また、評価内容は定期的に更新しています。基本は、4カテゴリ(一般社員:基本的行動/能力/人間力/実績、幹部社員:業務力/実力/指導力/人間力)で12の項目を定め、各6段階で評価を行っています。

徹底的に実施する裏には、膨大な作業量があった

今までは、すべて手作業で行っていたので、評価の実施まで4~5ヶ月間かかっていました。まず、準備段階として、回答用紙を配布するための封筒や個人識別ラベルなどを手配して各自に配布する必要があり、大きな負担が掛かっていました。次に、被評価者・評価者・評価者を選ぶ選定者のリストを作成するのですが、Excel上でデータの切り取り作業が発生するので、ミスを防ぐために、複数人によるチェックが必要でした。そして、評価が終わった後は、自己評価と他者評価のギャップが一目でわかるように、一人ずつExcelでレーダーチャートを作成していたのですが、結果は絶対にミスがあってはいけないので、作成後、ミス防止のチェックをするために別の社員が綿密なダブルチェックを行うなど、やはり作業が大変でしたね。このように、人事部の負担があまりにも大きいのと、膨大な作業時間がかかってしまっていたため、システムの導入を検討し始めました。

360(さんろくまる)を選んだ理由

360度評価に特化したツールを探していたところ、360(さんろくまる)にたどりつきました。当初、360度評価機能を搭載しているタレントマネジメントシステム等も考えていましたが、ほかの機能は利用する予定がないので、360度評価に特化したツールを探すことにしました。いくつかのツールを検討していたのですが、各ツールの機能をみると、当社の運用方法を変更しなくてはいけない部分がありました。ただし、その中でも360(さんろくまる)は、当社のニーズに合わせてカスタマイズ可能で、従来の運用方法を大きく変えることなくシステムに切り替えることができるというものだったので、導入することを決めました。カスタマイズの仕様を決めるにあたり、やりとりを重ねてきましたが、360(さんろくまる)のエンジニア担当はいつも臨機応変に対応してくれたので、本当に助かりました。また、システム導入当初は何度もサービスサポートに問合せをしていたのですが、いつも素早く回答していただいたおかげでスムーズに導入できたと思っています。

導入後の変化

ほとんどの手作業が全てシステムでできるようになったので、時間削減とミス防止にかなりの効果がありました。回答用紙を配布する手間も省けましたし、システム上で回答状況を確認できるので、個別に状況確認や追いかけをしなくても済むようになりました。そしてなによりも大きな変化を感じているのが、評価の集計自動化による、データの貼り付け作業や加工作業がなくなったことです。効率化につながったのはもちろんですが、システム化することで手作業によるミスが発生しないので、評価の信頼性が上がったと感じています。また、評価の対象者と上長がWeb上で同時に評価結果を閲覧できるようになったので、フィードバックの効率化も進んだと思います。更には部門長には自動で生成されたExcelデータがフィードバックされるので、自部署の状況を把握・分析することが容易になり、施策が取りやすくなりました。

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導入を検討している方に向けて

人事評価の納得度を高めたい・公平性を高めたいと考えられているのでしたら、ぜひ360度評価を取り入れていただきたいと思います。上司一人だけの評価ではどうしても足りない部分が出てきますし、リモートワークの推進により部下の行動を把握し辛くなっているので、複数人が評価に関わることによって、より正確的な結果を得られると思います。社員も360度評価をきっかけに、自身の強みと弱みを把握することができるので、成長を加速させるための気づきになります。

また、すでに360度評価を実施していて、準備等を手作業で行われている企業様でしたら、実施にかかる工数を削減するために、システムの導入をおすすめします。360度評価の実施において一番大切なことは、やはり「評価した後の分析や面談」です。そこに力を入れるためにも、システム導入によって、できる限りの効率化を図り、捻出できた時間を社員の成長や行動改善のための施策に有効活用するのはいかがでしょうか。まずは動き出すことが重要ですが、360(さんろくまる)は簡単な操作で準備や回答ができるので、おすすめです。

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