活用事例・利用方法のご紹介

360度フィードバックと事後研修を活用したリーダー層の育成

研修により360度フィードバックの効果を最大化した事例をご紹介します。

背景

D社様プロフィール
業種(業界):クリエイター業界
従業員数:40名程度

D社様は、もともと社長が社員様ひとりひとりの指導・育成を直接行っていましたが、社員数の増加など組織体制の変化により、特にリーダー層の育成に課題を感じていました。具体的には、以下の2つが課題として挙げられていました。

① リーダー層へのフィードバックの機会が少なくなっていること
② リーダーたちが「マネジメントとは何か」を十分に理解納得していないためにリーダー業務で力を発揮できていないこと

そこで、360度フィードバックを行うことで、それぞれの課題に対し、以下のような変化を期待していました。
① あらためてリーダー層ひとりひとりの課題やまわりのメンバーからの期待感を再認識してほしい
② 「マネジメント」がどういうものか、どういったマインドで臨めばいいのかを認識してほしい

施策の概要

上記の課題に基づき、以下のような360度フィードバックと研修をご実施しました。


① 360度フィードバック
当サービスのコンピテンシー項目をベースに、D社様の職種に必要とされるスキルを包括的に含んだ設問項目で、普段いっしょに働いているメンバーからのフィードバックを集約。


② 事後研修
マネジメントに関するインプットと、今回の360度フィードバック結果の共有をテーマに事後研修を実施。
世の中一般に「マネジメント」とはどういうものなのか、どのようなスキルが必要かという観点でケーススタディをした後、今回の360度フィードバックの結果をもとにグループディスカッションを行いました。

今回の施策による効果、組織にあらわれた変化

まず、個々人が周りからの声を「データ」として見たことで、自身の特性や課題を再認識できたと振り返っていただきました。
さらに、事後研修を行ったことにより、サーベイの実施だけでは得られない以下のような変化を感じているとのお声をいただきました。

◆マネジメントに必要なスキルに対する認識が変わった
研修を通して、マネジメントスキルに対して共通認識がもてるようになりました。研修の前は、「その職種に求められるスキルがどれだけ高いか」がマネジメントに強く影響すると考えているリーダーが多かったようですが、グループワークを通して、議論を導いたり相手を論理的に説得したりする能力や、相手と意見をすり合わせていく能力の重要性を感じられた方が多かったようです。

◆社員間でポジティブなフィードバックを直接することが増えた
社長から見て、研修後、リーダーがメンバーの行動・業務姿勢のよい部分を直接ほめる場面が増えたと感じているようです。研修の中で、自分の結果を他メンバーに共有し、互いに褒めたりアドバイスしたりする時間をもったことで、ポジティブなフィードバックがモチベーションに与える影響を実感したことの効果だと考えられます。

D社様は、360度フィードバックはもちろん、そこに研修を組み合わせたことで、実際の行動変容に直結する効果をもたらすことに繋がりました。このように、360度フィードバックは、実施するだけではなく、サーベイの実施後にどのような施策を行うかが非常に重要です。

貴社のご状況やお困りごとに合わせた360度フィードバック、研修のご提案も可能です。
お気軽にお問合せフォームよりご連絡ください。

360(さんろくまる)

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